平成27年度廃家電の不法投棄等の状況

2016年1月19日付で、環境省から「平成27年度廃家電の不法投棄等の状況について(お知らせ)」の発表がありました。

 平成27年度に全国の市町村が回収した、不法投棄された廃家電4品目(エアコン、テレビ(ブラウン管式及び液晶・プラズマ式)、電気冷蔵庫・電気冷凍庫、電気洗濯機・衣類乾燥機)の台数(推計値)は、69,700台(前年度74,600台)で、前年度と比較して6.6%減少しました。品目ごとの割合は、エアコンが1.5%、ブラウン管式テレビが62.2%、液晶・プラズマ式テレビが6.2%、電気冷蔵庫・電気冷凍庫が20.2%、電気洗濯機・衣類乾燥機が9.8%でした。
また、同年に回収された、不法投棄された廃パソコン(デスクトップ、ノートブック、ブラウン管式ディスプレイ、液晶ディスプレイ)の台数は、3,132台でした。

昨年末から我が家の近所に、ブラウン管テレビと冷蔵庫がドカンと不法投棄されていますので、来年度の統計に1台ずつ反映されるのは確実です(苦笑)が、平成27年度は前年度に引き続き投棄台数が減少しました。

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平成23年度に不法投棄台数が急増しているのは、テレビの地上波デジタル放送化に伴い、ブラウン管テレビの不法投棄が激増したためです。

その後、ブラウン管テレビの不法投棄台数は徐々に減少していますが、いまだにブラウン管テレビが、不法投棄物の62.2%を占めているそうです。

今までに販売されたブラウン管テレビの総数と、リサイクル済みのおよその台数は、メーカーが調べればわかりそうです。

もしそれがわかるなら、一般家庭に死蔵されているブラウン管テレビの概数がわかりますので、これまでに不法投棄された量を差っ引けば、今後不法投棄されるかもしれないブラウン管テレビの総量の予測ができそうです。

どなたかそれを試算して、公開してくれないでしょうか(笑)。

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