善商不法投棄現場を見てきました

昨日3月12日は、一般社団法人岐阜県産業環境保全協会 の臨時総会で、「知らなきゃ怖い! 廃棄物処理法の罰則」というテーマの講演をさせていただきました。

せっかくの機会なので、11日(月)から岐阜入りしアクア・トトぎふを目指しましたが、河川公園が休園日だったため水族館も臨時休業していました(泣)。

仕方がないので、次の目的地の岐阜城を堪能しました。


金華山からロープウェイで下山する途中、シーケンサーの不具合とかで急停止し、一時の間宙づりの状態になりました。

ガイドの方の説明では、奇しくも2年前の2011年の3月11日にロープウェイをリニューアル後初めての急停止とのこと。

「私自身もこの車両では急停止は初体験です」と言っておられました。

 

翌日12日(火)は、講演開始が15時からの予定であったため、急きょ善商不法投棄現場を確認に行くこととしました。

位置情報を検索すると、宿泊していたホテルから車で15分ほどの距離で、かなり交通アクセスの良い場所のようです。

実際に車で走ってみてわかりましたが、現場まで大型ダンプでも問題なく通行できる道幅の広い道路が通じていますので、あれだけ大量の廃棄物が集まったのも当然だと思いました。

名古屋からも近く、京阪地域からも約1時間から2時間でアクセスできる場所なので、安価で何でも受け入れてくれる善商は大変重宝されたものと思います。

もちろん、違法な処理をしていたわけなので、地元にとっては迷惑でしかありません。


撤去現場には予約をしないと入れませんので県道から眺めるだけでしたが、画像のように「有害な」廃棄物の撤去は完全に完了しています。

不法投棄現場と知らない人が見ると、造成地と間違うくらいの状態です。


不法投棄現場のすぐ横には田畑が広がっていましたが、そこからさらに下流域の排水状況もまったく問題なさそうです。


看板を撮影する際に、入口の警備員の人と話をしましたが、「もうこの現場は撤収します。1年前に来たときは伐採木の搬出ばっかりだったけど、綺麗になりましたよ」と言われておりました。

3月15日までが工事期間とのことですので、撤収間際に現地を訪問できたのは非常に幸運なことでした。

 

ここまできれいに撤去が完了した現場ですが、いつ終息宣言をするかが今後の焦点となっているようです。

2月28日付岐阜新聞 “終息宣言”時期が焦点 岐阜市、善商産廃の掘削終了

 現場の不法投棄量は土砂なども含めて約124万立方メートル。行政代執行による掘削量は約37万立方メートルで、業者の自主撤去を含めても約50 万立方メートルにとどまる。今回の行政代執行は、ダイオキシンに汚染された産廃の撤去が目的だ。市は「残りの大半は土砂やコンクリートがらで、環境に影響 がない」と説明するものの、今後の方針については「どう対応するかは今後決めていく」と明言を避けた。

全量撤去には膨大な費用がかかる。行政代執行の費用は総額約66億円。市債発行分約60億円のうち、50%は地方交付税措置されるが、市の負担は 約36億円に上る。業者からの回収額も約1億円にとどまり、これ以上は見込めないのが現状だ。再び掘削する場合は、全額が市の負担となる。

個人的には、現状でも生活環境に影響がないレベルまで撤去が終わりましたので、これ以上撤去する必要性はないと考えています。

がれき類などを全量撤去せずとも、利水に悪影響は出そうにないからです。

また、岐阜市単独でこれ以上の撤去を進めるだけの財政の余裕もないでしょうから、現実的にこれ以上の撤去は不可能と思います。

もちろん、今後も地元住民の方に対し、排水や地下水のモニタリング結果を逐次情報公開することは必要と思います。

それなしには地域の方の不安をぬぐえないからです。

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