名古屋製酪がヨーグルトを不法投棄
毎日新聞 不法投棄:ヨーグルト30キロ排水溝に 2容疑者逮捕
名古屋製酪の浜松営業所長らが、賞味期限切れのヨーグルト30kgを側溝に不法投棄したという事件です。
報道では、数年前から近隣住民から異臭の苦情が寄せられていたとのことです。
乳製品は腐敗するとひどい臭いを発するので、不法投棄をしてもすぐ発覚しやすい廃棄物です。
このような大胆な不法投棄が起こってしまった背景としては、
法律知識の欠如は当然関係してきますが、
会計処理のルールがかなりいい加減になっていた可能性が高いと思います。
どういうことかと申しますと、
側溝に不法投棄をした場合、商品の廃却コストはほぼ0円になりますが、
どこに処理委託をするにせよ、廃却コストが0円というのは絶対にありえません。
それが、今回のみならず、おそらくは数年前から、異常な会計処理が放置されていたわけですから、
個人的な犯罪であると同時に、会社側にも犯罪を看過した責任があります。
同種の事件では、企業グループ本社への家宅捜査が行われたケースが多いので、今回も同じように捜査される可能性があります。
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2012年1月11日 | コメント/トラックバック(5) | トラックバックURL |
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ヨーグルト、賞味期限切れでも食べられそう…
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コメント
いつもブログ拝見させてもらってます。
いつも勉強させてもらってます。
ゆーき 様 コメントいただきありがとうございました。
当ブログをご愛読いただき、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
お世話様です。
もしかしたら、その賞味期限切れ品は、市場回収品で会計処理の対象外だったかもしれませんね。そうであれば、処理費ゼロを追及しても、会計上もおかしくはないでしょう。
いずれにせよ、今後捜査がどうなるか、注目です。
堀口様 コメントありがとうございました。
市場回収品というのは、市場から回収した売れ残りという意味でしょうか?
だとしても、廃棄処理費は必ず帳簿上に載せるべき項目ですので、専ら物でもない限り0円というのは奇異な感じがします。
が、所長自ら不法投棄をしている以上、不法投棄を問題視する人がいなかったわけですので、どうしようもない状態ですね。
さすがにヨーグルトを30kgも食べられませんしねえ。