医療廃棄物の出土
YOMIURI ONLINE 病院跡地から医療廃棄物
岩手県立病院の跡地から、医療廃棄物が出土したという事件です。
残念ながら、この手の事件は非常に多いものです。
過去、小規模な埋立処分場の場合は届出だけで設置できた時代があり、
現在では違法ですが、医療廃棄物を埋立処分できた時代も実際にあったからです。
今回の事件は最終処分場に関するものではありませんが、25年ほど前までの医療機関では、敷地に注射針を埋めたりすることが普通に行われていました。
当時は合法だったからです。
とはいえ、比較的最近の2000年代に入っても、違法な廃棄物処理をしていた公立医療機関が実際にありましたので、
現在の医療機関の意識が劇的に変化したとは言えなさそうです。
もちろん、適切に処理をしている医療機関も多いのですが、
感染性廃棄物を生活系ごみと一緒くたに出している病院などがまだまだ多いのも事実です。
ちなみに、平成21年5月に、環境省が医療廃棄物処理のガイドラインを公開してくれていますので、廃棄物処理が怪しげな医療機関は大至急このガイドラインを参照し、是正をしておきましょう。
感染性廃棄物処理マニュアル
« 循環経済新聞に掲載していただきました 部分最適の危険性 »
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2012年3月14日 | コメント/トラックバック(2) | トラックバックURL |
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コメント
お世話になっております。
医療系ではありませんが、
http://news24.jp/nnn/news8781788.html
色々、埋まっていますね。
さくパパ 様 コメントいただき、ありがとうございました。
面白いニュースをお知らせいただき、ありがとうございます。
社名の入ったヘルメットが見つかった時点でアウトですね(笑)。
時効が成立していますから、損害賠償だけの問題となりそうです。