トヨタの自動車リサイクルが好調なようです

最初は下記の時事通信の記事に着目しました。

時事ドットコム トヨタ、リサイクルの累積収支で赤字幅が7億4000万円に縮小

 トヨタ自動車は15日、自動車リサイクル法に基づく2011年度の再資源化実績を公表し、同法施行後の04年度以降の累計収支で赤字額が前年末時点の10億8000万円から7億4000万円に縮小したと発表した。

しかし、これだけではなぜ赤字額が縮小したのかさっぱりわかりませんので、トヨタ自動車自体のプレスリリースを探しました。

なかなか見つからなかったのですが、検索キーワードを工夫して見つけた結果がこちら。
トヨタ自動車、自動車リサイクル法に基づく2011年度再資源化等の実績を公表

時事通信が切り取って報道した部分は、下記のものです。

なお、トヨタが特定3物品の再資源化等に要した費用総額は、社内のシステム関連費、専任人件費を含めて66.8億円となり、資金管理法人から払渡しを受けたお客様からの預託金総額70.2億円を3.4億円下回った。これにより、自動車リサイクル法施行後の2004年度からの累計収支は10.8億円の赤字から7.4億円の赤字に減少した。今後も中長期で収支のバランスが取れるよう取組んでいく。


表は上記プレスリリースより転載

2011年度は2010年度よりも引き取り量が減少していたようですが、それでも黒字になったということは、システム関連費の減価償却などが終わったためなのでしょうか?

このあたりの経費の内訳が公開されていないので、実態はよくわかりませんが、自動車リサイクル事業単体で黒字化の目途が立ったようです。

今後累計収支が黒字になった時点で、リサイクル料金の預託料の値下げを検討していただきたいものです。

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