不適正処理を是正するから少しだけ不適正処理をさせろ?

不適正処理をしている業者のよくある言い分で、
「金がないから撤去ができない、撤去用資金を作るためにも、現地への廃棄物の受入を認めろ!」と、行政に迫るものがあります。

居直り強盗も真っ青の開き直りです。

表題のとおり、行政にとっては
「不適正処理を是正するから、少しだけ不適正処理をさせろ」と言われているようなものなので、普通はそれが是認されることはありません。

子供でも分かりそうな理屈ですが、なぜか大の大人である、不適正処理実行者の口からよく聞く言葉です。

ただ、残念なことに、形式だけのプロセス重視に陥っている自治体の場合、
このおかしな屁理屈に付き合ってしまい、不適正処理の傷跡をさらに広げてしまうことがよくありました。

特に、2010年改正以前の、解体工事で発生した廃棄物を自社物として大量保管していたケースで、それがよく見られました。

現在はかつてのような大規模不法投棄事件が減っていることからも、各自治体において、不適正処理に対し厳正に対処しているものと思われます。

この姿勢が今後も維持されることを期待しております。

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