監視カメラの効用は?
日本海新聞に、道路上での廃棄物の不法投棄を抑制するため、兵庫県が監視カメラの設置を決定したとの記事が載っていました。
http://www.nnn.co.jp/news/090210/20090210009.html
私、兵庫県在職時に、プライバシーを侵害することなく監視カメラを運用する方法について検討する仕事をしたことがあります。
その時と同様のカメラかどうかはわかりませんが、おそらく「監視」ではなく、単なる「録画できるカメラ」のはずです。
「監視」というのは、異常が無いかを常にモニターし、異常があれば現場に急行して、問題解決を図ることを指しますが、この手の監視「カメラ」の場合、通信技術の問題もあり、大半はリアルタイムでモニターできないものばかりです。
ある意味、リアルタイムでモニターできないため、いつでもカメラの画像を閲覧できるわけではなく、それだけプライバシーを侵害する可能性も小さくなります。
しかし、「監視」は事実上不可能なため、今そこにある危機に対処することはできません。
だからこそ、地元町役場のコメントのとおり、「今後の抑止効果を期待」するしかないわけです。
個人的には、監視カメラという無粋な小道具より、「ツバキの植栽帯」を作る方が、不法投棄の抑止に効果的、かつ景観にも望ましいと思います。
新聞記事にするならば、監視カメラよりも、ツバキの方に力点を置いて欲しかったですね。
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2009年2月12日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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