子連れ狼

原作者の小池一夫氏の逝去の報に接し、初めて原作の「子連れ狼」をKindleで購入し、読んでみました。

私と同世代の場合、子ども時代に、萬屋錦之介が拝一刀を演じたテレビドラマシリーズが平日の夕方に繰り返し再放送されていたため、そちらの記憶の方が鮮明かと思います。

ちなみに、私、「尾上」が「おがみ」と誤読されることが多く、必然的に(?)「おがみいっとう」と短期間にせよ言われる機会がままありました(笑)。

さて、拝一刀の元々の生業は、幕府(公儀)から切腹を命じられた大名の介錯(首切り)を請け負う「公儀介錯人(こうぎかいしゃくにん)」でした。

「公儀介錯人」は、子連れ狼における架空の設定とのことですが、日本語の読みとしては、多様な広がりを持つ言葉でもあります。

そこで、本日は、「こうぎかいしゃくにん」と廃棄物管理を無理やり関連付けて言葉遊びをさせていただきます。

「笑点」の「お題」のようなイメージでお楽しみいただければ幸いです(笑)。

公儀解釈人

・行政寄りの目線で、条文や通知の内容を解説する人
・実態は、過去の通知の記載をロボットのように引用しているに過ぎない
・得意技「管轄する自治体にお問い合わせください」

公偽解釈人

・「公」を装いながら、その実態は根拠不明な「自説」を開陳したがる人
・「自説」を「公」と信じ切っているので、自説とは異なる見方をする人を誹謗中傷する傾向にある
・得意技「〇〇しても問題ないでしょう」

公義解釈人

・法律の規制内容を、立法趣旨に遡って理解している人
・「公偽解釈人」とは異なり、エキセントリックな主張はしないため、往々にしてその見識は「公偽解釈人の自説」の下に埋もれがち

抗議解釈人

・行政に因縁をつけることを正義と考えている人
・中には、行政の庁舎内で大声を出して職員を恫喝し、「刑法第〇条違反だ!」と称して警察を呼ぶという手練れの者も
・得意技「日本国憲法違反だ~」

広義解釈人

・法律の条文の読み込みが不足しているため、あいまいな説明しかできない人
・得意技1「日本の環境法令の基本は環境基本法です」
・得意技2「これからはSDGsが常識ですよ」

「こうぎ」だけでお腹いっぱい

「かいしゃく」の変化パターンを加えると、言葉の組み合わせはまだたくさん考えられますが、
漢字の違いを読み分けるのが大変になると思いますので、これくらいで止めておきます。<(_ _)>

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