「公園の方から来ました」と言いつつ不法投棄

まずは、過去の大規模不法投棄事件である青森岩手県境不法投棄現場から、PCBなどが見つかったというニュース

11月29日 産経ニュース 二戸市の不法投棄缶 基準超PCB初検出 岩手

 県廃棄物特別対策室は28日、青森県境(二戸市上斗米(かみとまい)地内)の不法投棄現場から新たに96本のドラム缶を発見、うち2本から、基準を超える有害物質PCB(ポリ塩化ビフェニール)が初めて検出されたと発表した。

 新たなドラム缶が発見されたのは10月3日。11月20日までに96本を撤去した。91本に廃油が入っており、うち2本に基準値を超えるPCBやトリクロロエチレンなどが含まれていた。

 缶は変形しているが内容物は漏れておらず、土壌や水質に影響はない。ドラム缶は平成19年度から昨年度まで約2千本処理され、今年度は今回の96本を含め約400本を焼却で無害化するなどの処理をする。

違法処理のオンパレードという印象がありますが、色々な有害物質があの手この手で不法投棄されています。

既に排出事業者等への責任追及が厳しく行われていると思いますが、有害物質が新たに判明した場合は、さらに厳しい追及が行われるのでしょうか?

個別のドラム缶の排出事業者が判明していない限り、それは非常に難しいとも思います。

次は、「消防署の方から来ました」詐欺を彷彿とさせるニュースです。

11月29日 福島放送 産廃数十トン不法投棄か 山林現場検証

福島市在庭坂字原ノ内の山林などに産業廃棄物が不法投棄された可能性があるとして福島署は県警本部生活環境課の応援を受け28日、廃棄物処理法違反の疑いで同市在庭坂の山林などを現場検証した。

同署はコンクリート片や建築廃材、残土など少なくとも数十トンが不法投棄されたとみて調べを進めている。

周辺住民によると、現場では10月初旬からダンプカーが1日に何度も出入りし、廃材などを少なくとも数十回は運び入れていたという。

住民らが運搬業者に尋ねたところ、「公園から運んできた」と答えたという。

最近では、数十トンレベルの不法投棄が短期間で発生するのは稀ですので、非常に珍しいケースと言えるかもしれません。

自治体も手をこまねいて不法投棄を眺めていたわけではないと思いますが、
これだけ堂々と不法投棄をされてしまうと、行政のメンツが丸つぶれです。

汚名返上のためにも、行為者をすぐに見つけ出し、関係者全員に責任追及をしたいところですね。

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