電車の切符をトイレットペーパーに

青森県の青い森電鉄が電車の使用済み乗車券をトイレットペーパーにリサイクルし始めたというニュース。

他の電鉄会社では既に昔から同じ取り組みをしているところが多数ありますので、ニュースに新奇性はありません。

産業廃棄物の定義に関して基礎的かつ重要な内容に少しだけ触れられていますので、ブログで取り上げたいと思います。

2014年1月22日 マイナビニュース 青い森鉄道、使用済み乗車券のトイレットペーパーへのリサイクルがスタート

従来は産業廃棄物として処分していたが、今後はトイレットペーパーとしてリサイクルし、一部の駅や本社事務所などで使用するという。

産業廃棄物となる「紙くず」は、建設工事から発生したものや印刷業から発生したものに限定されますので、電鉄会社から発生する使用済み乗車券は産業廃棄物に該当せず、一般廃棄物になります。

もっとも、乗車券もこのようにリサイクル可能な性状を有していますので、もっぱら物としてもっぱら業者が回収可能な物です。

そのため、産業廃棄物としてマニフェストを交付していたわけではないとは思いますが、メディアで間違った報道をされてしまうと、誤解を助長することになりかねませんので、念のため指摘しておきます。

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