アベンジャーズ VS コンサルタント(その3 世界観の定義)

本記事は連載の一部ですので、その1からお読みいただくと、より理解がしやすくなると思います。
アベンジャーズ VS コンサルタント(その1)
アベンジャーズ VS コンサルタント(その2 個人還元主義の危険性)

今回は、「アベンジャーズ的世界観の定義」について。

言うまでもないことかもしれませんが、
ここで言う「アベンジャーズ的」とは、「マーベルのアベンジャーズシリーズ」を直接的に指すものではなく、
「廃棄物処理法に関する超絶知識を身につけた個人が会社の危機を救う!」という、怪しげな「救世主待望思想」、あるいは「君も救世主にならないか?商法」を揶揄するものです(笑)。

そのため、筆者の意図するイメージの伝えやすさを優先し、以降も「アベンジャーズ的」という表現を多用しますが、「マーベルのアベンジャーシリーズ」そのものを揶揄する意図はないことを先に表明しておきます。

「君も救世主にならないか?商法的世界観」では、非常に怪しげな世界に見えてしまいますしね(笑)。

さて、前置きはこれくらいにして、私が考える「アベンジャーズ的世界観」の特徴を述べていきます。

法律違反が起こる原因

・担当者個人の知識不足でしかない!
・すなわち、担当者が真のパワーに目覚めれば、たった一人で会社を襲う危機を容易に粉砕できる!!

法律違反を起こさないための対策

・担当者個人が特訓で超絶知識を身につけることが一番好きな解
・「権威」や「評判」を重んじる傾向にあるので、「コンサル会社」や「有識者(自称)」に進んで高額なフィーを払い、根拠不明な指導を有難く拝聴するケースも多い

処理業者観

・油断をすると自社にすぐ損害を与えるので、超絶パワーで抜き打ち監査
・信用していない割には、委託契約書の作成は全面的に業者に依存

組織内での情報共有

・私は唯一無二の英雄なので、私だけが情報を知っておれば良い
・自分以外の同僚・部下は競争相手でもあるので、業務上役立つ情報は極力教えない

法律違反が起こった時の対応

・証拠が無いことを良いことに、部下に責任をなすりつける
・「コンサル会社」や「有識者(自称)」への依存度をさらに深める
・とりあえず、「従業員の教育に努めることで再発を防止します」と釈明しておく

後任者への引継ぎ

・自分も満足な引継ぎを受けていないので、基本的には「自分で学べ!」

他にもまだまだありそうです。
思いついたら追記しておきます(笑)。

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