産業廃棄物の排出および処理状況(令和2年度分)
2023年3月30日付で、環境省から、産業廃棄物の排出及び処理状況(令和2年度実績)が発表されました。
産業廃棄物の排出・処理状況(令和2年度実績)
(1)全国の産業廃棄物の総排出量:前年度に比べ、約1,200万トン(約3.1%)減少。
令和2年度総排出量 3億7,382万トン(前年度 3億8,596万トン)(2)業種別排出量:上位業種は前年度と同様、上位5業種で総排出量の8割以上。
排出業種 排出量(排出割合) 前年度排出量(排出割合) 1 電気・ガス・熱供給・水道業 9,932万トン(26.6%) 1億0,101万トン(26.2%) 2 農業・林業 8,237万トン(22.0%) 8,126万トン(21.1%) 3 建設業 7,821万トン(20.9%) 7,971万トン(20.7%) 4 パルプ・紙・紙加工品製造業 3,063万トン(8.2%) 3,368万トン(8.7%) 5 鉄鋼業 2,118万トン(5.7%) 2,596万トン(6.7%) (3)種類別排出量:前年度と同様、上位3品目で総排出量の8割以上。
廃棄物の種類 排出量(排出割合) 前年度排出量(排出割合) 1 汚泥 1億6,365万トン(43.8%) 1億7,084万トン(44.3%) 2 動物のふん尿 8,186万トン(21.9%) 8,079万トン(20.9%) 3 がれき類 5,971万トン(16.0%) 5,893万トン(15.3%) (4)産業廃棄物の処理状況:前年度に比べ、最終処分量が約7万トン(約0.7%)減少。
処理区分 処理量(処理割合) 前年度処理量(処理割合) 1 再生利用量 1億9,902万トン(53.2%) 2億0,357万トン(52.7%) 2 減量化量 1億6,571万トン(44.3%) 1億7,323万トン(44.9%) 3 最終処分量 909万トン(2.4%) 916万トン(2.4%)
前年度の令和元年度は産業廃棄物の発生量が久々に増加していましたが、令和2年度は再び前年度よりも減少しました。
近年、産業廃棄物の発生量は減少傾向にあります。
グラフ画像ではわかりにくいですが、最終処分量も、前年度より6万8千トン減少し、約909万トンとなりました。
最後に、日本全体での産業廃棄物処理フローをまとめておきます。
産業廃棄物 373,818千トン
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↓ ↓ ↓
直接埋立する分 中間処理(焼却・ 再生利用される分
破砕他)される分
4,392千トン 292,615千トン 76,810千トン
(1.2%) (78.3%) (20.5%)
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| ↓
| 中間処理後に残るもの
| 126,908千トン
| (33.9%)
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| |---→再生利用される分
| | 122,211千トン
| | (32.7%)
| ↓
| 埋め立てる分
| 4,697千トン
| (1.3%)
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↓
埋め立てられる分の合計
9,089千トン
(2.4%)
※各項目は、四捨五入してありますので、収支が合わない場合があります。
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2023年4月3日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:統計・資料