谷戸沢廃棄物広域処分場のフクロウ営巣状況(2023年)
今年も最終処分場跡地にフクロウが戻ってきてくれたようです。
2023年3月6日付東京新聞 「フクロウ営巣 卵温める 日の出町の谷戸沢処分場」
東京都日の出町の谷戸沢廃棄物広域処分場にある巣箱で、近くの森にすむフクロウが営巣し、卵を温めている。処分場を管理する「東京たま広域資源循環組合」のホームページで、固定カメラの捉えた写真が掲載されている。写真は随時更新される。
巣箱は、処分場周辺の生態系を調査するため、組合が二〇一一年に設置。一六年からフクロウが営巣するようになり、今年も二月末に卵を温める様子が確認された。組合の職員が、巣箱内に設置された複数のカメラで見守っている。
東京都日の出町にある谷戸沢廃棄物広域処分場管理者の東京たま広域資源循環組合が公開している「営巣したフクロウの様子」で、フクロウの巣箱に設置されたカメラで撮影された、孵化から巣立ちの様子が公開される予定です。
本日現在ではまだヒナが孵化していませんので、個人的お気に入りのお母さんフクロウの様子を転載させていただきます。
2023年2月28日に撮影された画像を転載。転載元URL https://www.tama-junkankumiai.com/kankyo/hozen/hukurou/20230228-0
「目を細めて眠そうにしています」というキャプションにホッコリしました。
フクロウは生態系の頂点に位置する捕食者ですから、フクロウが子育てを行う場所は、ネズミ等の餌となる小動物が数多く生息する場所です。
関係者の努力次第では、最終処分場跡地であっても、これだけ豊かな生態系が復活するという生きた証ですね。
同じく自然再生の話題として、
2023年3月5日の夜に放送されていたNHKの「ダーウィンが来た!」では、「大阪湾の最終処分場埋立跡地にタヌキの兄弟が住み着いた」というレポートがありました。
当ブログ2017年5月8日付記事 「これが本当の環境再生」でご紹介したおタヌキ様です。
2017年当時は、「タヌキはどこからやって来たのか?」と不思議に思っていましたが、「ダーウィンが来た!」では、
「タヌキは、堺市に多数存在する古墳からやって来たのではないか」という見解が紹介されていました。
大阪湾の楽園にたどり着くためには、タヌキは工業地域を通り抜ける必要があるのですが、最初から目的地として楽園を目指していたわけではないと思いますので、タヌキのやむにやまれぬ逃避行にロマンを感じました。
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2023年3月7日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:自然の再生