廃棄物処理法施行後2年を経過した昭和48年に発出された通知です。
当時、高度経済成長による経済発展の真っただ中であり、法制定時(昭和46年)からの2年間で廃棄物の発生量が60%も増えたという、すさまじい社会情勢の変化がありました。
不法投棄や不適正保管など、現代にも通じる廃棄物問題の萌芽を、この通知の根底に見ることができます。
昭和48年当時に指摘されていた問題の多くが、現代でも未解決のまま発生し続けています・・・
こういった根強い廃棄物問題を解決するためには、「不法投棄を撲滅してやろう」というアプローチではなく、取引市場の透明性確保や有価取引市場の活性化など、今までに試みられていない取り組みを試すべき時期なのかもしれません。