家電リサイクル法の実施状況(令和5年度)

2025年4月25日付で、経済産業省及び環境省から「令和5年度における家電リサイクル法に基づくリサイクルの実施状況等について」が公表されました。

このうち、「引取台数」や「再商品化率」については、2024年8月26日付の「家電リサイクル実績(令和5年度)」で既に公表済みです。

・全国の指定引取場所における引取台数(令和4年度及び令和5年度実績)

・再商品化率(令和2年度から令和5年度実績)

また、廃家電全体の

3.出荷台数を分母とした回収率は70.4%となりました。

となり、前年度の令和4年度よりも、0.2%増加しています。

個別の品目ごとの、出荷台数と比較した回収率の経年変化は下記のとおりです。

エアコンの回収率だけが約4割に止まっています。


上記発表資料「フロー推計結果(エアコン:令和5年度)」

“イリーガルな”不用品回収業者による引取りが145万台と、小売業者による引取り台数339万台のおよそ半分に及ぶ規模であることが、その主因であると考えられます。

最後に、

※令和6年度より家電リサイクル法対象品目に有機EL式テレビが追加されています。
 なお、令和5年度におけるリサイクルの実施状況等では、有機EL式テレビはまだ対象に含まれておりません。

とのことですので、来年度の統計から、有機EL式テレビの回収台数が回収実績に加算されることになります。

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