H&Mが世界各地で下取りサービスを開始

AFPBB News H&M、店頭で商品リサイクル回収へ 来年から

【12月7日 AFP】スウェーデンのアパレル大手「H&M」は6日、自社商品が環境に及ぼす影響削減を目指し、販売済み衣服の店頭回収を来年2月から開始すると発表した。世界48市場・2700店舗のうち1500店舗で実施し、米、英、日本では全店で対応する。持ち込んだ衣料品1袋につき、割引券1枚がもらえる仕組みだ。

 販売世界第2位のH&Mは、最新モードを取り入れた衣料品を低価格で提供する人気のファストファッション・ブランドの1つだが、使い捨てファッションの流行に拍車をかけたとの非難も浴びてきた。今年はオーガニック・コットン購入量で市場をリードするなど、イメージ改善に努めている。

 H&M広報のアンナ・エリクソン(Anna Eriksson)氏は、昨年スイスで試験的に商品リサイクルを導入したところ成功だったと説明。自社の環境活動への顧客の理解も高まったと述べている。

記事では、「リサイクル」と紹介されていますが、肝心のH&M社のリサイクルに関するHP をくまなく見てみましたが、店頭回収された衣料品をどのようにリサイクル、あるいはリユースしているかの説明がありませんでした。

H&M社のHPには、通り一遍のリサイクルに関する情報しか掲載されていませんので、少々大げさな報道(あるいは広報?)かと思います。

この手の取組みなら日本の小売業はとっくに実践済みですから、日本人からすると、羊頭狗肉的な印象を受けます(笑)。

廃棄品を持ち込むと、割引クーポンをくれるということなので、体の良い販促セールというのが実態かと思います。

「日本の下取り回収の方がH&Mよりも一歩上を行く」という意味で、取り上げてみました。

もっとも、日本でも、持ち込まれた衣料のすべてがリサイクルあるいはリユースされているわけではありません。

一部適切に古着として海外に輸出されているケースがありますが、廃棄物処理されている量も相当多いのが現実です。

そのため、下取り回収が、リサイクルやリユースに役立っているかどうかは少し疑問が残るところでもあります。

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