ウナギの頭部を肥料にした「うなにんにく」の栽培開始

4月18日付 日本経済新聞 ウナギの残さを肥料にニンニク栽培 浜松の農業生産者ら

うなぎを加工する際に余るうなぎの頭部を肥料の原料にし、その肥料で「うなにんにく」というにんにくを栽培するという、(半)地産地消のユニークな事業が始まったそうです。

 浜松の農業生産者とウナギ販売会社が、ウナギの頭部など残さを原料にした肥料で育てたニンニク「うなにんにく」の栽培を始めた。サイズが大きく臭いが薄い品種を栽培。食品リサイクル法に基づく「再生利用事業計画」の認定を受け、ブランド野菜として販売先を開拓する。

 ウナギ販売のうなぎの井口(浜松市)から出た残さを新潟県の肥料製造会社に販売。専用の肥料を使い、農業生産のアグリ・ルネッサンス(同市)が、沿岸部の畑でニンニクを栽培する。

 今年は夏に約1.4トンの「うなにんにく」が収穫できる見込み。野菜直売所などで販売する。アグリ・ルネッサンスの鈴木清隆代表は「浜松名産のギョーザの材料などとして販売先を広げたい」としている。今後農家やウナギ業者から協力者を募り、生産量を増やす。

うなぎの頭部を肥料に加工するのが新潟県の会社ということですので、「(半)地産地消」と書かせていただきました。
新潟県で肥料加工するのが悪いという意味ではありません。

通常なら、食品残さで飼料や肥料を作って終わり、というループが多いのですが、
浜松で人気の高い餃子用のにんにくを栽培し、再び地元で消費するというのが素晴らしいですね。

明確な最終目標(餃子)を示すことで、コンセプトを短い言葉で語ることに成功していることにも注目です。

地域の人気食材と結びつけてループを構築すると他の地域でも応用できる可能性を感じましたので、ブログでご紹介させていただきました。

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