その意気や良し!

浜松市が、廃棄物関係とは思えない抜群のネーミングセンスを発揮したセミナーを開催するとのことですので、今回はそのご紹介をします。

2018年10月17日付 浜松市発表 「ごみ減量天下取りセミナーの開催について

平成30年7月から「ごみ減量天下取り大作戦」を開始し、市民の皆様とともに政令指定都市の中で家庭系ごみの排出量が最も少ない都市を目指しています。
ごみ減量で天下を取るため、3つの作戦「生ごみダイエット作戦」「雑がみ救出作戦」「モッタイナイ作戦」を推進しています。
今回のセミナーでは、ごみ減量天下取り大作戦のうち、生ごみの減量を目指す「生ごみダイエット作戦」及び、食品の食べキリ・使いキリを目指す「モッタイナイ作戦」について、ご家庭で取り組める内容をお伝えします。
家庭から出る生ごみが減ることによりごみの臭いが軽減され、ごみ出しが楽になるメリットがあります。また、食べられるのに捨てられている「食品ロス」の家庭での削減は家計にやさしく、健康にもつながることもありますので、興味のある方にはぜひご参加いただきたいです。

歴史に対する敬意が少ない自治体には「天下取り」という表現は思いつきませんので、浜松市の地元愛は正真正銘の本物です。
「天下獲り」の方が個人的には好きですが(笑)。

また、ごみ減量のための戦略として、「生ごみダイエット作戦」「雑がみ救出作戦」「モッタイナイ作戦」という具体的な戦略を設定している点も好感です。

自治体主催のセミナーと言えば、ともすれば理念的、あるいはやる気の無さしか感じられないものが多い中、浜松市の場合は、ネーミングに始まり、事業目標の具体化にもかなりの労力を傾けたことがうかがえます。

惜しむらくは、3会場合わせても合計90人しかセミナーに参加できないこと。

浜松市によると、「平成30年10月1日現在の住民基本台帳による人口は805,110人」とのことですので、90人は浜松市の全人口中のわずか0.01%にしかなりません。

これでは天下取りは遠い夢に終わってしまいます(涙)。

もちろん、浜松市としては、セミナーは目的達成のための一手段でしかなく、今後広報誌やチラシの配布、市HPでの啓発といった、数々の施策を打つものと思いますので、現在の同量の熱量をもって取り組みを続けていただくことを期待しております!

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