社長たちの切磋琢磨

12月10日(土)は、岡山市で開催された「五心会」という自主勉強会に参加させていただきました。

五心会とは、廃棄物処理企業の経営者が集まり、最先端の情報や自社の取組の様子などについて情報交換する勉強会です。

通常、この手の勉強会に参加すると、
景気への愚痴や、政治への不満、その他世間話が大半を占めるのですが、
五心会では、いきなり真面目な議論が始まり、非常にビックリしました(笑)。

真剣でありながらも、柔らかい雰囲気の中で議論が進められるという、
緊張と緩和の絶妙なバランスが保たれている場でした。

クローズの勉強会ですので、勉強会の詳細を私が勝手にアップすることはできませんが、
議論の中心は、「組織体制」や「人事制度」、そして各社の新規事業の方針等でした。

私から提言させていただいたのは、

・日本の企業文化の弱点として、「記録を残さない」というものがあるが、事務分掌の決定や権限移譲の際には、文書で明確に指示する必要がある。

・行政などの官僚組織の長所は「記録化に長けている」ことなので、組織の発展を目指す企業は、官僚組織を参考にして、記録(書面)化を進めると効率的。

・事務分掌を定めるためには、従業員各自の仕事を因数分解し、作業フロー順に仕事を細分化するのが有効。

・仕事の因数分解は、従業員数40人以下の会社であれば、概ね10時間程度でできる

という4点でした。

4時間に及ぶ勉強会を通じて感じたのは、
自社の情報を神聖化して秘匿するよりも、
他者に自ら開陳してフィードバックや刺激を受ける方がはるかに有用
ということです。

もちろん、一社のみが先進的で、他の全員が盲目的な追従者
という関係性では、フィードバックを受けることはできません。

しかし、熱心に情報を収集しつつも、その情報をいち早く実践し、新たな情報を付加してフィードバックするという
健全なループが出来上がっている場においては、「情報を出したもの勝ち」となります。

最先端の業界情報もさることながら、
フィードバック効果という面でも、大変興味深い勉強会でした。

勉強会終了後は、岡山市内のビストロに繰り出し、
忘年会としてフランス料理をいただきました。

ほとんど食べなれていない料理ですが美味しかったです(笑)。

五心会の皆様 楽しく有益な時間を過ごさせていただき、本当にありがとうございました。

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コメント

  1. おはようございます。

    先日は我ら「五心会」の勉強会に参加いただき有難う御座いました。

    先生にアドバイスいただいたことを早速、当社でも実行したいと思います。

    最後に、年明けの弊社新春会での基調講演、昨年に続き宜しくお願い致します。

    私はもとより社員全員が先生の講演を楽しみにしております!

  2. minoru より:

     8年前から取り組んできた「産廃物・副産物の有効利用」の仲介業務が、年内で再利用先と直接契約するように、富山県環境政策課から指導された!
    とのことで契約途中破棄されそうです。尾上さんのサイトで仲介業者は何の資格要件も不要であり、当事者間契約は発生元と再利用先で収集運搬契約を締結し、又、再利用先のと発生元が再利用先置き場着で、有価で売買契約を行い、それらの金銭授受ルートに商社が介在して、紹介料や事務手数料及び、再利用アイデア料などを受け取る!のは問題ない!とありました。
     今回の件について言えば、富山県は間違った指摘と指導をしていると思われます。または、発生元と再利用先が手を組んで、仲介商社のマージン削りを画策したのかも知れません。発生元は大手の一部上場企業であり、商業道徳などを無視した契約期間中の契約解除であり、契約書に記している事前協議も事前の契約解除通達もありません。大手企業とは他の取引もあり、泣き寝入りの事態になりそうで、指導行政機関ンも含めて悔しい思いをしています。

  3. 尾上雅典 より:

    矢板橋社長 コメントいただき、ありがとうございました。

    五心会では大変お世話になりました。

    私の方も非常に良い刺激を受けましたので、早速その成果を発揮しようと思っています。

    2年連続で新春会のお声掛けもいただき、本当に感謝しております。

    どうぞよろしくお願いします。

  4. 尾上雅典 より:

    minoru様 コメントいただきありがとうございました。

    取引の詳細を承知しておりませんので、行政の指導が適切か否かは判断できませんが、
    関係当事者と交渉するしかないように思います。

    紹介している疑義解釈は、あくまでも一般論ですので、個別のケースにおいては疑義解釈が前提としている条件が変わってくることがあります。

    よろしくお願いします。


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