地上波初登場

SNS全盛の時代にあまりにも遅い事後報告となりますが、
去る2020年1月13日に、地上波のテレビニュースにおいてインタビューを受けた内容が放送されました。

MBS(毎日放送) 【特集】「八尾市はゴミ捨て場ちゃうぞ」市内で相次ぐ不法投棄…なぜドアに畳に消火器に仏像まで?

産業廃棄物問題の専門家・尾上雅典さんにこの問題について聞くと、複数の業者に産業廃棄物処理の委託が繰り返されて委託費が“ピンハネ”されていくと、正規の処分費が足りなくなり、末端が不法投棄に走るケースが多いといいます。そのため、尾上さんは『安易な委託こそが不法投棄を招く大きな原因だ』と指摘します。

「誰が一番悪いかというと、元請け業者がきちんと業者を選んで契約していなかったのだから責任を問われる。最終的に産業廃棄物の処理が終わるまではゴミを出した人に責任が残るのですが、それを意識せずに『(ゴミが)目の前から消えればいいんだ』と、どうせ無くなるなら『安い業者に頼む方がいい』と(考える業者がいる)。」(行政書士エース環境法務事務所 尾上雅典さん)

報道対象の事件は、建設工事の元請が無許可業者に処理委託した結果、大阪府八尾市の山中に不法投棄されるという、古典的ともいえる不法投棄事件です。

不法投棄が起きた構造については、このニュースにおいても図式化されていますが、少し補足が必要と思いますので、後日改めて取り上げます。

本日は取材から放映にいたるまでの顛末を記しておきます。

記者の方からは、前年の11月上旬に当事務所にてインタビューを受けました。

インタビューを受ける前に、3時間かけて事務所の整理整頓をしましたが、現在となっては、整頓前の状態に戻ったことは言うまでもありません。

取材の際には、捜査が進行中の事件であったため、記者の方は、不法投棄が起きている具体的な場所や地域については一切話されませんでした。

そのため、個別具体の事情を踏まえたコメントではなく、一般的な不法投棄の傾向や構造問題に関する受け答えとなりました。

隔靴掻痒の思いがいたしますが、テレビや新聞の取材を受ける際によく起こる状況です。

インタビュー自体は滞りなく進んだものの、その後何の連絡も無かったので、「あぁまたお蔵入りかぁ(泣)」と思っておりましたが、
2020年の1月になり、記者の方から放映日時のメールが届きました。

インタビューの時間は20分間くらいだったと記憶しておりますが、実際に放映された部分はインタビュー前後の紹介を含めると40秒間ほどですね。

しかしながら、テレビ番組における40秒間は結構長い時間帯に入ると思いますので、感謝の念しかありません。

放映日である1月13日は成人の日で祝日だったため、自宅で録画しつつ、番組の最初からテレビをずっと見ていました。

今思い出しましたが、その時ダビングしたDVDはどこに行ったのだろうか?

ちなみに、放送を一緒に見ていた子どもの反応は特にありませんでした(涙)。

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