環境法初任者必携の本

有限会社洛思社代表取締役の安達宏之様から、出版されたばかりの本を御献本いただきました。

一読すると、「これは環境法初任者が必ず読むべき本」と評価できる内容でしたので、当ブログでは極めて珍しいケースですが、お薦め本としてご紹介させていただきます。


図解でわかる! 環境法・条例-基本のキ-
著者:安達宏之
¥1,944
単行本: 176ページ
出版社: 第一法規株式会社 (2018/3/8)

出版社からのコメント
・94.2%の受講者が「満足」と回答した環境法・条例の人気セミナーの内容をついに書籍化!
・豊富な図やイラストにより、忙しい担当者でも一目で環境法の全体像を理解できる

当ブログは、数ある環境法令の中でも廃棄物処理法限定という非常に狭い間口で更新を続けておりますが、
図解でわかる! 環境法・条例-基本のキ-」は、それとは真逆のアプローチで、環境法の全体像や個別法の規制対象がコンパクトにまとめられています。

個人的に常々難解だと思っているのが、「水質汚濁防止法」と化学物質規制ですが、
この本では、それらが過不足なくまとめられていますので、特に初任者の方にお薦めできると思った次第です。

廃棄物処理法に関しては、主要法令の中でも、かなりの紙幅が費やされており、水銀使用製品産業廃棄物等についても触れられています。

企業のみならず、行政官の方にも役立つ内容と思いますので、4月の人事異動で新しくこの分野で仕事をすることになる方は、是非お読みいただければと思います。

ちなみに、安達さんは環境法セミナーでは有名な方ですので、詳しい紹介は省略させていただきますが、
「推薦できる講師はいますか?」と聞かれた場合に、私が推薦できる講師2人のうちのお一方です。

また、まったく環境法と関係がない話ですが、
洛思社さんは、歴史や文化財関係にも強みがある出版社で、「城館調査ハンドブック」その他の編集企画を務めておられます。

良書が必ずしもロングセラーとなるわけではなく、こうした分野の良書は絶版となることも多いわけですが、Amazonその他で洛思社さん関連の中古本をせっせと買い集めているところです。

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