意外に使える「ジョブカード制度」
5月30日に、厚生労働省から「ジョブ・カード制度普及のための「モデル評価シート」、「モデルカリキュラム」などを、新たに4業種について追加」 という記者発表がありました。
上記の4業種の中に、産業廃棄物処理業が含まれていましたので、ご紹介します。
非常に簡略化すると、「正社員経験が少ない人をトレーニングして、業界で必要とされる人材に育て上げましょう」という制度です。
「意外に使える」と評価したのは、「評価シート」や「教育訓練カリキュラム」のモデル様式が、廃棄物処理業界の実際の実務を踏まえた設計がなされているためです。
全国産業廃棄物連合会の協力で実現した成果とのことです。
もちろん、モデル様式であるため、この事例だけですぐ完璧に人材教育ができるわけではありませんが、
ゼロの状態から、人材教育計画を立てる際には、大いに役立つものと思います。
モデル様式を「骨格」として活用し、各企業の実態や目標などを「肉付け」していけば、短期間で効率的に人材教育計画を構築できることでしょう。
人材評価の判断例も公開されていますので、恣意的な人材評価ではなく、労使双方が納得できる人材評価を模索している企業にも役立つはずです。
人材教育に熱心な廃棄物処理企業の英知が詰まったモデルだと思います。
関係者の熱意と情報公開に感謝!
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2011年6月8日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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