東京都における震災廃棄物処理の業者が決定

産経ニュース 震災がれき処分の4業者決定 東京都 から記事を転載します。

 東京都は19日、東日本大震災で発生した岩手県宮古市の災害廃棄物(がれき)を受け入れる処分業者4社を決定した。

 有明興業(江東区)、リサイクル・ピア(大田区)、高俊興業(中野区)、リーテム(千代田区)の4社で、各社の処分施設は江東区や大田区にある。分別された可燃物の焼却施設には、東京臨海リサイクルパワー(江東区)が選ばれた。処分されたがれきは、東京湾の中央防波堤に埋め立てられる。

 都によると、来月にも宮古市のがれき約千トンがコンテナに密閉した状態で鉄道で運び込まれ、業者に輸送される。

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利権の臭いがしないところが好印象です(笑)。

おそらく、東京都と東京都産業廃棄物協会との協議の結果、安全に処理できそうな企業5社に決定したものと思われます。

4社すべてが規模の大きい処理企業で、オーナーが社長を務めているということもあり、廃棄物処理に協力するという意思決定が早かったのが奏功したようです。

大田区城南島にある高俊興業については、昨年3月に見学させていただきました。
当時は鳩山首相の時代で、たまたま見学に行った日の午後から鳩山首相の視察があるということで、現場がピリピリしていたのが印象的でした。

震災廃棄物は、可燃物と不燃物の分別がポイントになりますが、
上記の中間処理業者4社なら、立派な選別施設を有していますので、効率的に分別や破砕ができるものと思います。

とはいえ、それほど粗利の大きい仕事であるはずがなく、各社の心意気で協力する事業であるのは間違いありません。

それにしても、福島県産の野菜が持ち込まれるだけで抗議活動が起こる昨今、
東京都内でのこの手の抗議活動が報道されませんが、まったく発生していないのでしょうか?

放射性物質が付着していないことが大前提ではありますが、
個人的には行き過ぎた抗議活動には賛同できませんので、このまま静かに廃棄物処理が進む方が望ましいと思っています。

しかし、抗議活動がまったく起こらないというのも不気味です。

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