日本車両リサイクルが本社工場の建設に着工

2011年10月19日付 富山新聞 来年8月操業 高岡の列車解体工場

豊富産業グループ(滑川市)の日本車両リサイクル(富山市)は11月、高岡市伏木の日本製紙伏木工場跡地で、列車解体事業を手掛ける本社工場の建設に着手する。

 列車に特化した国内で初めての解体、リサイクル施設で、来月3日に地鎮祭を行い、同20日前後から本格的な工事を始める。工場完成後に本社を高岡に移転し、来年8月の操業開始を目指す。

 同社は昨年秋に跡地約16万5千平方メートルを取得。現在は跡地に残った施設の解体を進めており、本社工場の建設予定地については作業がほぼ終わったため、建設に着手することにした。

 工場では自社開発した大型プレス切断機やマルチ解体機などを使って年間で列車2~3千台をリサイクルする。数十人規模の地元雇用も予定しており、完全防音を施し、周辺環境にも配慮する。

1年前に既報の大型リサイクル案件がいよいよ動き出すようです。

当ブログ関連記事 2010年10月7日付 廃棄物リサイクル事業の理想的なあり方

電車の車両リサイクルに1台あたりいくらかかるのかは把握していませんが、
仮に1台あたり200万円としても、年間2,000台だと年商40億円。

地元の高岡市にとっては、ありがたい投資案件であるのは間違いありません。

16万5千平方メートルというのは非常に広大な敷地です。

操業当初は固定資産税の減免措置などが設けられているものと思いますが、
自治体にとって大きな税収源になりますし、雇用も発生するという良いこと尽くし。

事業者側も完全防音を計画ということですから、環境整備に対する並々ならぬ意欲が感じられます。

操業の暁には是非見学させてもらいたい施設です。

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コメント

  1. 柴田良一 より:

    中間処理施設として「産業廃棄物処分業許可証」を取得するのでしょうか?

  2. 尾上雅典 より:

    柴田さん コメントありがとうございました。

    中間処理業の許可を取得されるのかどうかはわかりませんが、
    取得をする場合でも、地元自治体の協力が得られそうですから、比較的容易に取得できそうですね。


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