横流しの次は垂れ流し

一つ前の記事 「会社存続の瀬戸際」 では、逮捕された前社長が事件への関与を否認していたため、「ふーん 会社の経営層が指示したわけではなかったのか?」と考えていましたが、記事をアップロードした後に、

2019年1月24日付 中日新聞 「工場から名古屋港に基準超の汚水 容疑の社長ら逮捕」を読み、考えが変わりました。

 県警によると、容疑者(社長)は「違法な排出は指示していない」と容疑を否認、容疑者(責任者)は「容疑者(社長)の指示で夜中に汚水を流していた」と認めている。

 工場ではコストを抑えるため、約5年以上前から汚水を処理せず海へ排出するのが常態化していたとみられる。県警は同社が汚水を流しているとの情報を得て、昨年11月に工場などを家宅捜索。雨天時に汚水を処理せず流すよう指示したマニュアルも押収した。

違法行為ではありますが、指示内容を具体的にマニュアル化した姿勢だけは褒めるべきかもしれません。

「雨天や夜中に放流せよ」とは、なかなかの年季が感じられる高度な“現場知”です。

別のニュースによると、2017年のダイコー事件の際には、「優良な食品廃棄物リサイクル業者」として取材を受けていたようです。

個人的に憶測するに、ダイコーの顧客だった排出事業者の多くを、新たな受け皿として引き受けていたのではないでしょうか?

横流し(ダイコー事件)の後は、垂れ流しですか・・・
韻を踏んでいるので、リズムだけは良いですね。

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