こういう地道な取組みは評価したい

中国の廃プラスチック類禁輸措置に伴い、日本国内の廃プラスチック類処理が一部で滞っている状況は多くの方がご存知かと思います。

ただし、環境省が通知で示唆している、
中国の禁輸 → 日本国内での産業廃棄物処理の行き詰まり → 日本国内で廃プラスチック類が大量に滞留
という三段論法には疑問符がつきます。

そもそも、多くの中間処理業者が処理する廃プラスチック類は、その全部が中国その他の国に輸出されていたわけではないからです。

中国の禁輸措置の影響があることは事実ですが、現在の状況は、それだけでは説明がつかないと考えています。

その一方で、容器包装リサイクル法に基づくペットボトルのリサイクルについては、中国の禁輸措置の影響がかなり色濃く反映されているのは間違いありません。

プラスチックと一言で言っても、その出所や加工の方法によっては、
最終処分場に埋めるしかないものや、
依然として燃料として従来どおりに流通し続けているもの
に分かれるわけです。

現在の行政機関に望まれることは、
いたずらに人心を惑わすことではなく、
各当事者が置かれている現状を整理して伝えることではないでしょうか?

公益財団法人東京都環境公社が公開している「廃プラスチック対策特設サイト」は、中立的な立場で、廃プラスチック類が置かれた現状についてまとめている点に好感が持てました。

廃プラスチックの輸出統計には、各素材ごと、そして輸出先の内訳ごとに加工するといった、かなりの工夫と手間暇をかけた様子がうかがえます。

一方の当事者に偏らない冷静な表現を重視したためかと思いますが、
記載がまったく誘導的ではない(←これは誉め言葉です)ため、このサイトを見るだけで、現在直面している課題が雲散霧消することは有り得ませんが、
現状を冷静に分析し、少し先の将来を予測する場合には、参考になるサイトだと思います。

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