産業廃棄物の不法投棄等の状況(平成23年度)について

2012年12月27日に、環境省から「産業廃棄物の不法投棄等の状況(平成23年度)について」が発表されました。

環境省の発表内容によると、

1.平成23年度に新たに発覚した不法投棄の件数は192件(前年度より24件減少)
不法投棄量は5.3万トン(前年度より0.9万トン減少)。

2.平成23年度末時点の不法投棄等の残存件数は2,609件(前年度より1件増加)
残存量の合計は1,862万トン(前年度より88万トン増加)  でした。

経年変化をグラフで眺めると、2002(平成14)年以降、投棄件数が着実に減少しています。

投棄量については、2009(平成21)年以降、かなり少なくなっています。

件数別の不法投棄実行者の内訳

不法投棄実行者別の不法投棄量の内訳

廃棄物処理業者による不法投棄量の割合が高いように見えますが、
これは、不法投棄量全体が減少している一方で、特定の不法投棄事案の発覚により、それが廃棄物処理業者によるものとしてカテゴライズされたためで、全国的に廃棄物処理業者による不法投棄が増えているわけではありません。
今回のみの現象として考える必要があるでしょう。

このエントリーを含むはてなブックマーク

タグ

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

このページの先頭へ