家電リサイクル法の実施状況(令和4年度)

2024年5月31日付で、経済産業省及び環境省から「令和4年度における家電リサイクル法に基づくリサイクルの実施状況等について」が公表されました。

このうち、「引取台数」や「再商品化率」については、2023年7月6日付の「家電リサイクル実績(令和4年度)」で既に公表済みです。

・全国の指定引取場所における引取台数(令和4年度)

・再商品化率(直近3年実績)

また、廃家電全体の

3.出荷台数を分母とした回収率は70.2%

となり、前年度の令和3年度よりも、2%増加しています。

個別の品目ごとの、出荷台数と比較した回収率の経年変化は下記のとおりです。

前年度よりも改善したものの、エアコンの回収率が約4割に止まっています。

上記発表資料「フロー推計結果(エアコン:令和4年度)」

“イリーガルな”不用品回収業者による引取りが177万台と、小売業者による引取り台数345万台のおよそ半分に及ぶ規模であることが、その主因であると考えられます。

これらの無許可業者がエアコンからフロン類を適切に回収する確率は限りなく低いと思われますので、統計資料上でも、無許可業者にエアコンを渡すと違法になることを明記した方が良いように思いました。

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