小型家電リサイクル実績(令和2年度)

「家電」ではなく、携帯ゲーム機その他の「小型家電」のリサイクル実績に関する統計です。

2022年8月23日付 経済産業省発表 「小型家電リサイクル法に基づくリサイクルの実施状況等について取りまとめました(令和2年度分)

経済産業省及び環境省は、市町村及び使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律(小型家電リサイクル法)に基づく認定事業者が回収した使用済小型電子機器等(小型家電)の量及び再資源化された量を公表しています。
令和2年度における、回収量は102,489トンとなり、令和元年度に比べて4%増加し、小型家電リサイクル法施行以来最多となりました。また、回収された小型家電から再資源化された金属の量は52,222トンとなりました。

新型コロナウイルスまん延に伴い、携帯ゲーム機その他の小型家電の販売数が増えたせいか、令和2年度は回収量が最多となったとのことです。

とはいえ、目標である「令和5年度までに年間14万トンの回収」という数値の達成は極めて難しそうです。

3.認定事業者による再資源化実績
令和2年度に認定事業者が引き取った小型家電は101,942トンとなり、うち2,009トンが再使用されています。また再使用された分を除いた99,933トンが認定事業者によって処理されており、うち再資源化された金属の重量は52,222トン(前年度比10%増)、再資源化されたプラスチックの重量は7,529トン(前年度比29%増)となっています。

解像度の制約上、ブログでは画像が小さくて文字が見えないと思いますので、数値の詳細を知りたい方は発表元の経済産業省サイトをご参照ください。

再資源化された金属のうち、「金」と「銀」については、前年の令和元年度よりも再資源化重量が大幅に減少しています。

しかし、「減少した」とはいっても、そもそもが1トンに満たないキログラム単位の再資源化(=回収)量でしかありませんので、貴金属の回収量の増減について一喜一憂する必要は無いと思います。

「鉄」「アルミニウム」「銅」「ステンレス・真鍮」は、いずれも前年度よりも再資源化量がトン単位で増えていますので、それらの積み重ねにより、再資源化された金属全体としては、前年度よりも再資源化量が約5千トン増えました。

これからあと3年間で(現実には残り1年間)、年間14万トン回収という目標に向け、回収量は右肩上がりで増えるのでしょうか?

それとも、現状維持?あるいは微減となるのでしょうか?

個人的には、
あまり数値目標にとらわれずに、「新しい行動様式」を定着させることを目的として、地道、かつ気長に取組み続けていただきたいと思っております。

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