特需ではなく、需要の先食い

河北新報 エコカー特需、解体業界にも 廃車台数、例年の2~3割増

自動車のエコカー補助金は9月8日付で終了したそうですが、
駆け込み需要が相当多かったものと見え、自動車リサイクルの需要が一気に増えたようです。

しかし、自動車のような置き場所に困る物の場合、今年買った人は最低でも2年ほどは自動車の購入を控えることになりますので、

自動車リサイクルが増えた!といって、今人を増員してしまうと、遠からぬ将来に、人員整理をしなくてはなりません。

私のお客様の中にも、自動車リサイクルを営んでいる方がいらっしゃいますが、1年以上前から、「エコカー補助金は、特需ではなく需要の先食いになるので、冷静に考えています」と言っておられました。

一気に増えた分、それがなくなったときの反動が大きくなるので、一気に取扱量が増えた会社は、これから用心して縮小に向けた準備をしなくてはなりません。

その一方で、記事の中にもあるとおり、ディーラー系とは取引の無い自動車解体業の場合、特需の恩恵に浴することなく、需要収縮のみに直面することになりますので、一層の用心が必要となります。

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