エアコンメーカーが家電リサイクル料金を相次ぎ値下げ

1月17日付 パナソニックプレスリリース 家庭用ルームエアコンの再商品化料金(リサイクル料金)改定について

1月23日付 ダイキンプレスリリース ルームエアコン リサイクル料金改定のお知らせ

パナソニックとダイキンの2社が、エアコンの家電リサイクル料金を今年の4月1日より現行の2,100円から1,575円に値下げすると発表しました。

パナソニック社の発表にダイキン社が慌てて追随したわけではないと思いますが、他のエアコンメーカーにも値下げの動きが波及しそうです。

両社のプレスリリースを見ると、それぞれのエアコンの再商品化率は、
パナソニックが92%、ダイキンは86%といずれも高い割合で再商品化に成功しています。

環境省が毎年公表している家電リサイクル実績によると、エアコンの再商品化率の平均は89%で、家電リサイクル法対象製品の中で一番高い再商品化率となっています。
2012年6月12日 環境省 平成23年度における家電リサイクル実績について

ダイキンのプレスリリースでは、エアコンの再商品化率の内訳を

<再商品化率(86%)の内訳>
86%の内訳: 鉄:40%、銅: 8%、アルミ:7%、非鉄・鉄混合物:35%、その他有価物:10%
残り14% : 産業廃棄物

と公表されています。

ほとんどのが鉄などの有用金属でできた製品であるため、再商品化がかなりしやすいようですね。

鉄スクラップ価格が低迷する中、それでもリサイクル料金を値下げできるということは、低コストな解体・リサイクル技術が確立されたということなのでしょう。

その他の家電製品にも、リサイクル料金値下げの動きが出てくるとなお良いのですが。

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