横浜市が事業系一般廃棄物を365日受入れる方針を表明

横浜市といえば、廃棄物を厳しく分別回収する自治体として有名です。
それにならって、同規模の大都市である大阪市も、生活系廃棄物の分別回収の徹底と、事業系一般廃棄物と産業廃棄物の厳格な区別運用などを始めたところです。

365日廃棄物を受入れることになると、労務管理が大変になると思われるかもしれませんが、
それが当たり前の職場であると、代休を割り振るだけで済みますので、それほど大変ではありません。

私自身、1995年から98年までの3年間、年末年始のみならず、祝日勤務が当たり前の地方競馬場で働いた経験があるのでよくわかります(笑)。

さて、今回の横浜市の措置は、単純に一般廃棄物処理業者の需要に応えた面もあると思いますが、
横浜市側の事情として、焼却炉を止めるよりも、少量でも廃棄物を燃やし続けた方が効率的という判断もあったのではないかと思います。

横浜市の場合、清掃工場でのごみ焼却によって発電をし、それを売電することで年間20億円以上の収入がありますので、
年中無休の受入開始によって、横浜市・一般廃棄物処理業者・排出事業者の三者が全員幸せになれます。

横浜市民としても、腐るゴミをすぐに処分してくれる方が良いはずですので、市民にとっても良いニュースです。

他の自治体にも波及して欲しい動きですね。

2013年10月8日 カナロコ 事業系一般廃棄物 365日受け入れへ 市が方針/横浜

 横浜市は7日、飲食店などから出る事業系一般廃棄物の焼却工場への受け入れについて、年始を含めて365日行う方針を示した。年明けからの受け入れを検討している。同日開かれた決算特別委員会で遊佐大輔氏(自民)の質問に大熊洋二資源循環局長が答えた。

 市資源循環局によると、現在、市内4カ所の焼却工場(都筑、鶴見、旭、金沢)での事業系一般廃棄物は年始の2日間を除き、毎日受け入れている。年末年始を通じて営業する飲食店や百貨店などの排出事業者も多く、事業系一般ごみの収集運搬業者のニーズに対応して365日の受け入れ方針を決めた。

 1987年以前は日曜日と12月31日から1月3日までの4日間、受け入れていなかったが、事業者のニーズに対応し、日曜日や年末年始の一部などで徐々に受け入れを拡大してきた。

 88年からは12月31日も受け入れを開始。2008年からは年始3日間のうち1日の受け入れを始めた。日曜日については02年9月から受け入れている。

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