大阪湾フェニックスがばいじんの搬入停止措置を解除

大阪湾フェニックスセンターが、12月22日付で、4施設に対して行っていたばいじんの搬入停止措置を解除するとのことです。

ダイオキシン類の測定などに不正があった滋賀県高島市については、改善報告書が提出されていないため、引き続き搬入停止措置を継続するそうです。

2014年12月19日付 産経新聞 ダイオキシン問題で煤塵の運搬停止解除 大阪湾広域臨海環境整備センター

 京都府や奈良県のごみ処理場が、基準値を超えるダイオキシンが検出された煤塵(ばいじん)を「大阪湾広域臨海環境整備センター」(大阪市)に搬出していた問題で、同センターは19日、廃棄物の安全性などが確認できたことから搬入停止の措置を解除すると発表した。解除は22日付。

 センターによると、解除されるのは京都府内の3市3町で構成する城南衛生管理組合や奈良県桜井市のごみ処理業者など4施設。最大で基準値の約17倍のダイオキシンが検出されたにもかかわらず、データを改竄(かいざん)していた滋賀県高島市は、業務の改善報告書が出されていないことから解除は見送られた。

 センターは今年5月から処理場がある大阪沖や神戸沖の水質と大気の環境調査を実施、基準値を超えるダイオキシンは検出されなかった。4施設はダクトに堆積した高濃度ダイオキシンが交換時に誤ってばいじんに混入するなどしたために、基準値を超えた可能性があるという。センターは「住民らの信頼を高めるため、厳格で重層的な検査体制を具体化する」としている。

少しだけ補足しておくと、高島市は怠慢で改善報告書を提出していないわけではなく、現在第三者委員会を設置して、原因究明と今後の再発防止策を検討中であり、現段階では改善報告書を出せないためと思われます。

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