DIYでリフォームしたのか?

ツッコミどころ満載のニュースがありましたので嬉しくなりました(笑)。

2018年5月25日付 NHK 他市のごみ袋で産廃捨て書類送検

店舗のリフォームで出たコンクリート片などの産業廃棄物を名古屋市指定の可燃ごみの袋に入れてごみ収集所に捨てたとして、愛知県東海市の飲食店を運営する会社とその社長が廃棄物処理法違反の疑いで、25日、書類送検されました。社長は「東海市のごみ袋が高かった」などと容疑を認めているということです。
書類送検されたのは、東海市にある飲食店運営会社とその社長の40歳の男です。
警察の調べによりますと、社長は、ことし2月、飲食店のリフォームの際に出たコンクリート片などの産業廃棄物100キロあまりを名古屋市指定の家庭用の可燃ごみの袋に入れて名古屋市南区のマンションのごみ収集所に捨てたとして廃棄物処理法違反の疑いが持たれています。
産業廃棄物は12袋に入れられていて、数日後、回収されなかった廃棄物をマンションの管理人が見つけ、警察に通報したということで、警察官が中身を調べたところ会社の伝票が見つかったということです。
警察によりますと、社長は容疑を認め、「ごみの処分に困り、会社がある東海市指定のごみ袋は高いので名古屋市の袋を買って捨てた」などと話しているということです。

まず、捨てたのは「飲食店の改装工事で発生したごみ」ということですので、明らかに産業廃棄物の「がれき類」になります。

ではなぜ、施工者ではなく、発注者である飲食店が不法投棄したのか?

ここがミステリーです(笑)。

可能性としては2つあります。

1つは、最初から不法投棄するつもりで、施工経費のゴミ処理代金分を値下げさせ、施工業者に廃棄物を置いていかせた、というもの。

この場合は、施工業者も不法投棄をしたことになりますので、現実には考えにくいものとなります。

もう1つは、飲食店が自分自身(DIY)で、店内の改装工事をした可能性。
※DIYとは「Do It Yourself」の略語で、「日曜大工」のように、自分だけの独力で修繕や大工仕事を行うことを指します。

これなら、がれき類を飲食店自身で不法投棄した説明が付きます。

あとは、東海市と名古屋市の指定ゴミ袋の値段を比較し、より安い名古屋市の指定ゴミ袋を選ぶ、コスパ意識の高い(?)社長が、会社関連の伝票も一緒に捨てたために犯罪が発覚したことも極めて皮肉です。

もっとも、がれき類は可燃性ではないので、それを可燃ゴミの袋に入れようという発想自体が杜撰なのですが。

そもそも、産業廃棄物を生活系一般廃棄物の回収場所に捨てた時点で不法投棄に該当します。

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