コント?

2018年6月23日付 佐賀新聞 「罰金刑受けた業者を誤認可

 佐賀県は22日、廃棄物処理法違反で罰金刑を受けた久留米市の産業廃棄物収集運搬業者を誤って許可していたと発表した。検察に照会して回答書を得ていたにもかかわらず、審査の際に担当職員や上司が見落としていた。同日付で業者の許可を取り消した。

 循環型社会推進課によると、業者は熊本県の解体工事現場で建築廃材を違法に焼却したとして、2017年11月に罰金100万円が確定した。許可の欠格要件に該当していたが、県は今年4月に申請を受けた後、5月29日付で許可処分を行っていた。6月21日に福岡県から業者の許可を取り消したことの通知を受け、審査の見落としが発覚した。

 今後は回答書などの確認を複数人で行い、審査の確認項目も増やす。人事課は関係職員の処分を検討する。循環型社会推進課は「言い訳もできないようなミス。再発防止の仕組みをつくっていく」と話している。

申請直前に野焼きで罰金を払っているのに申請をする事業者も大概ですが、
犯歴照会の結果を複数の人間が見落とした佐賀県の審査体制にも大きな問題があります。

県庁でこのように杜撰な事務処理が行われることは稀なのですが、決裁文書の中身を審査せずハンコだけをついていた、いわゆる「めくら(←盲目の方を差別する意図はありません。俗称です。)判」の状態だったのだろうと思います。

再発防止の仕組みがいるようなミスではなく、単純に審査に携わった人間の怠慢でしかありません。

役所の審査の常識からすると、あり得ないレベルのミスと言えます。

幸い、措置命令などとは異なり、許可取消(撤回)さえすれば、すぐに回復可能なミスであったところが不幸中の幸いでした。

※業務連絡的な近況のご報告
6月18日朝に発生した大阪北部地震では、事務所のPCが落下して破損してしまい、業務の大部分がストップしてしまいました。

ハードディスクが作動しなくなったため、購入後1年半で買い替えの仕儀となりました(涙)。

幸いというべきだと思いますが、PC以外には人的・物的被害はほとんど無かったので、ご安心ください。

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