これはアート作品だ

絵心の無さにおいては、人後に落ちない自信(?)を持っておりますが、その分、他者が生み出す作品の素晴らしさや美しさを素直に賞賛する純朴な性質も自負しております(笑)。

小学生になって初めての図工の時間に、担任教師(女性)から、「こんな色使いをするから嫌いなんや」と、意味不明な人格否定までされたレベルの私の発言に説得力はないかもしれませんが、「これは単なる製品(プロダクト)ではなく、もはやアートだ」と感嘆する作品を見つけました。

2021年7月1日付 福島民友新聞 「廃材利用、環境に優しいパズル製作 いわきの障害者就労支援施設

 いわき市山田町の就労継続支援事業所「心楽(ここら)」は、建築廃材を再利用した環境に優しい木製パズルを作っている。施設を運営する市内の産業廃棄物収集・運搬業の「あすかクリーン」の鷺哲也社長(56)は「利用者が心を込めて手作りしている。ぜひ、手に取ってほしい」と話している。

 同事業所は、障害者に働く場を提供し、社会の一員として共に成長できる場所をつくろうと2018(平成30)年に開所。鷺社長は、あすかクリーンで受け入れている廃材を破砕する以外の方法で再利用したいと考え、パズル作りに着目した。

 スギやヒノキなどの材料を同事業所の利用者22人が一つ一つ紙やすりで磨き、それぞれが考案したデザインで色付けするなど、手作りの温かさを感じる作品に仕上げている。パズルは、同施設で販売し、利用者に還元している。

 取り組みを知った同市中央台のエコ・ビレッジがパズルを注文。6月15日には、鷺社長と利用者が同社の和田桃介社長に100セットを手渡した。鷺社長は「今後も新たな再利用方法を考案しながら、引き続き取り組んでいきたい」と話した。

リンク先の記事には実際の作品の画像が掲載されているので、是非そちらもご覧ください。

やすりで丁寧に仕上げられているところも、職人の仕事として好感です。

明るいデザインを見ていると、1970年に逝去したカナダ人画家の「モード・ルイス」を思い起こしました。

モード・ルイスの生涯は、サリー・ホーキンス主演で、2016年に「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」として映画化されていますので、関心を持った方はDVDや動画でご覧になってください。

モード・ルイスは、リウマチのために手足に不自由さを抱えていましたが、生涯をかけて多数の素晴らしい作品を残しています。

「心楽」で働く皆様のアートな作品も見てみたいと思いました。

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