2011年度は家電4品目の不法投棄が増加

本記事執筆時点で環境省が発表した内容が公開されていませんので、日本経済新聞の記事を転載引用します。

2月12日付 日本経済新聞  家電4品目の不法投棄、最大の22%増 11年度 ブラウン管テレビが79%占める

 環境省は12日、家電リサイクル法で回収が義務付けられているテレビなど家電4品目の2011年度の不法投棄が、前年度に比べ22.5%増の16万1400台(推計値)だったと発表した。対前年度の増加率は過去最大。

 11年7月の地上デジタル放送移行による買い替えが影響し、ブラウン管テレビは34.4%増の12万8180台となり、全体の79.4%を占めた。液晶・プラズマテレビは前年度の約3.1倍の1618台で、全体の1.0%。

 テレビの不法投棄は11年7月以降も前年同期を上回るペースで推移しており、環境省は「今後も自治体と連携し、消費者に適切な処理を呼びかけていく」としている。

 テレビ以外の内訳は、冷蔵庫・冷凍庫12.3%、洗濯機・衣類乾燥機6.1%、エアコン1.2%だった。

 資源有効利用促進法で回収を求めている使用済みパソコンの不法投棄は3.7%減の4439台だった。

 同省は7日に調査結果をいったん発表したが、誤りが見つかったため取り消し、修正作業をしていた。「データの入力ミスなどがあった。再発防止に努めたい」としている。

地デジへの完全移行に伴い、ブラウン管TVの不法投棄が増えるであろうことは簡単に予測できましたが、対前年度比で22.5%増と急激に増加しました。

記事によると、2011年度以降もテレビの不法投棄が増えているとのこと。

新しいテレビを買った量販店などで、古いテレビの回収要否を必ず確認するようにすれば、配達時に古いテレビの回収が進むように思います。

ただ、最近はテレビの薄型・軽量化に伴い、新しいテレビを自分で持ち帰って設置するパターンも増えていることから、上記の対策の効果も限定的なのかもしれません。

新しいテレビを設置した時点で、アナログテレビは無用の長物となりますから、「回収してもらう」「回収場所に持参する」「残置し続ける」の3択しかありません。

電話をかけて「回収の依頼をする」、あるいは「持参する日時を連絡する」という一手間が介在することで、上記の選択肢以外の「不法投棄する」に直結する人が多いようなので、そこをどうにかして解決できないものかと思います。

インターネットだけで予約や料金の振込が完結するようになれば、不法投棄されるテレビの台数はかなり減るのではないかと思いますがいかがでしょうか?

リサイクル伝票への記入も別途必要ではありますが、それは回収の時点で書いてもらえば済むことですので、それほど大きな支障にはならないと思います。

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