私の立ち位置 Vol.2

私は一応行政書士ですが、日常時のアイデンティティはそこにはないことを前回の記事で書きました。

現在は、廃棄物処理企業だけではなく、排出事業者にあたる企業のご支援も行っていますので、許認可手続きと関係のないサポートをすることが増えたためです。

行政書士の場合、建設業者と顧問契約を締結し、許可申請やそれに付随する書類作成業務を請け負うのが一般的ですが、幸か不幸か、当事務所の場合、そういった定型的な顧問先は一軒もありません。

排出事業者と処理業者の両方を支援しているため、顧問先の立場が両極に分かれているのですが、あえて顧問先の共通点を抽出すると、
廃棄物処理法の「リスクの把握」と「適切な対処法を知りたい」という2点があります。

従って、上記の2点を念頭に置きながらご支援をしておりますが、それだけを考えてやれば良いという単純なものではありません。

支援の成否は、上記のニーズを満たすために、どれだけたくさんの関係者を巻き込むかにかかっています。

言い換えると、経営者層のご相談に答えるだけでは不十分で、従業員のやる気に火を灯さなければならないと思っています。

一方通行の講演をするだけなら簡単ですが、従業員の方に充実感を持って仕事をしてもらうにはどうすれば良いか?を常に考え続けています。

会社に方向性を与えるのは経営者ですが、会社を実際に動かしているのは従業員ですので、
従業員のやる気や知識を高めないことには、真にリスクに対処していることにはなりません。

こうして、自分の事業の方向性が見えてきたのは良いことなのですが、
その手法を確立するのが課題です。

もっとも、一社ごとに、経営方針や従業員の資質や経験もまったく異なりますので、手法を一つに確立すること自体がそもそも不可能です。

マニュアルとして手順化するのは不可ですが、
最終的な着地点に至るまでの「流れ」を、ある程度まとめるのは可能と思われます。

ブログに自分の考えをまとめると、他人に読まれることを前提として書きますので、論点がクリアになっていいですね(笑)。

今のところ、このような方針でご支援をさせていただいております。
幹部や従業員の伸び悩みや、前例踏襲という組織の硬直化に悩んでいる企業にとっては、ピンポイントのソリューションだと思っております。

ただし、100%の受け身姿勢ではうまくいかないこともわかっています(苦笑)。

逆に、問いかけをしながら、自分でも素早く行動し続ける企業とはベストマッチです。

色々な意味で伸び悩みを感じている企業の方にご検討いただければ幸いです(笑)。

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