産業廃棄物処理業とは

産業廃棄物処理業とは、他人から報酬を得て、産業廃棄物を運んだり(収集運搬業)、そのままでは有害な産業廃棄物を無害化したり(中間処理業、最終処分業)する業です。

syoriflow.gif 自分が発生させた産業廃棄物のみを運搬、または処理する場合は、産業廃棄物処理業の許可は必要ありません。
前述しましたように、産業廃棄物処理業は、
1.産業廃棄物収集運搬業
2.産業廃棄物処分業  の2種類に分かれます。

さらに、産業廃棄物処分業は、「産業廃棄物中間処理業」と「産業廃棄物最終処分業」の2種類に分かれます。

一般的には、「産業廃棄物処理業」と総称することが多いのですが、その詳細は3つの事業形態に分けることができます。

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なお、扱う産業廃棄物が特別管理産業廃棄物であるときは、
収集運搬の場合は、「産業廃棄物収集運搬業」ではなく、「特別管理産業廃棄物収集運搬業」、
処分の場合は、「産業廃棄物処分業」ではなく、「特別管理産業廃棄物処分業」の許可が必要となります。

特別管理産業廃棄物の場合は、取り扱いに厳重な注意が必要となりますので、不用意に処理をしてしまうと非常に危険です。
そのため、一般的な産業廃棄物処理業の許可とは別に、特別管理産業廃棄物処理業の許可が必要となります。

実務的に考えると、「産業廃棄物収集運搬業」の許可では、「産業廃棄物」しか収集運搬できず、「特別管理産業廃棄物」の運搬はできません。

逆に、「特別管理産業廃棄物収集運搬業」の許可では、「産業廃棄物」の収集運搬ができませんので、ご注意ください。

産業廃棄物処理業の許可は、5年間有効です。
委託契約書を自動更新し続けていると、ついつい許可の有効期限を忘れがちとなります。
自動更新する契約であっても、最低1年に1回は許可証の内容(有効期限や処理できる産業廃棄物の種類)を確認するようにしておきましょう。

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