川崎市長が災害廃棄物の受入方針を表明

川崎市長が、災害廃棄物の受入をする方針であることを記者会見で表明されました。

カナロコ 東日本大震災:災害廃棄物受け入れ、市民の懸念に川崎市長「偏見に満ち残念」
 

※当ブログ関連記事 川崎市の災害廃棄物に対する貢献

意味のない自粛ムードに流されることなく、行政のトップが初志を貫き通したことを率直に評価します。

本来は、組織のトップとしては当たり前の行動なのですが、
情けないことに今の日本では、逆に珍しい行動となっています。

企業にせよ、政府にせよ、トップは自らの言葉でもって事実と方針を語るべきです。

企業トップの資質はともかくとして、政府トップは国民自身が選んだ結果ですので、
政府を批判するだけで問題が解決するわけではありません。

本当に怖い話ですが、
では現政府与党を政権から引きずりおろしたとしても、代わりを担える人材・組織が日本にはいないようです・・・

災害廃棄物の処理に話題を戻すと
鉄道網がいち早く復旧し始めているようですので、鉄道のコンテナなどで一挙に川崎市に輸送をすることが現実化するのは早そうです。

しかしながら、肝心の鉄道のターミナル駅まで廃棄物をどうやって運ぶのかという問題がありますので、
仮置き場での選別徹底や、道路インフラ上からの廃棄物の速やかな撤去などを、同時並行で進めていく必要があります。

それにしても

川崎市へのクレーム件数が、4月14日の時点では2,000件超だったのに、18日の時点で4,700件超と倍増していることにも驚きました。

無意味な電話を掛けると、市民が自分たちのために雇っている公務員の貴重な時間を奪うことになります。

現実的には、放射性物質が付着した廃棄物を川崎市に運搬することはほぼ不可能ですので、誰も得をしないクレームの電話は止めましょう。

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