廃タイヤは完全に再利用される廃棄物になった

産経ニュース 不法投棄タイヤ3万5000本を撤去 千葉・流山

 千葉県流山市駒木台に不法投棄された廃タイヤ約3万5千本(約350トン)の撤去が20日始まった。約2週間で作業を完了させる。環境を悪化させ火災の危険もあるとして地元住民が20年近く、市などに撤去を申し入れていた。

 同地区では平成6年ごろから、廃タイヤの投棄が始まり、タイヤにたまった水から発生した蚊による被害が問題になった。タイヤの一部は土地所有者が撤去したが、660平方メートル部分は、投棄者が特定できず、費用もかかることから撤去が遅れていた。

 今回、日本自動車タイヤ協会が撤去費用1050万円の3分の2を負担することで撤去が実現。残り3分の1は市と県基金などが折半する。撤去完了後、土地が市に寄贈されることで、民有地内の撤去への公費投入が可能になった。撤去は大型重機とトラックを使い、地元企業が敷地を搬出路に開放するなど協力した。

 廃タイヤは千葉市内のリサイクル業者が細かく砕いてチップ化し、兵庫県内の製鉄所で燃料に使われる。タイヤゴムに埋め込まれたスチールワイヤーが鋼材になるなど、すべてリサイクル活用されるという。

記事にもあるとおり、タイヤはほぼ100%リサイクル可能な資材になりました。

私もタイヤリサイクル事業の許可取得をお手伝いした経験がありますが、
バイク用や乗用車用と、タイヤの大きさごとに処理(加工)ラインを分けて処理されていたことが印象的でした。

原油価格の高止まりにより、タイヤの燃料としての活用が進んだわけですね。

資源価格が高騰すると、資源の輸入国である日本には確実に影響が出ます。

しかし、それにより、国内に眠っている廃棄物由来の資源活用が進むのもまた事実。

小型家電リサイクル制度なども、その先駆けになるかもしれませんね。

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