病院跡地から注射器が出土

4月25日付 産経新聞 市立看護短大跡地に注射器などの廃棄物 数十年前に投棄か 京都

 今年3月に閉学した京都市立看護短大(京都市中京区)のグラウンドの地中に注射器などの医療廃棄物が埋まっていることが24日、わかった。同日の市会教育福祉委員会で市が明らかにした。隣接する市立病院が数十年前に投棄したとみられ、土壌汚染などのおそれはないという。

 市によると、看護短大跡地で来年4月に開学を予定している京都看護大学(仮称)が今年1月以降、校舎建設のため埋蔵文化財の調査を行ったところ、注射器や点滴セット、薬品びんなどが見つかった。市は、約1千立方メートル程度が埋まっているとみている。

 グラウンドが造成された昭和51年より前に市立病院が埋めたとみられ、当時は医療廃棄物の埋設は規制されていなかった。今後、市立病院が掘り起こして適正に処理するが、約3億円かかるという。

 市医務審査課は「看護大の開学スケジュールに影響しないよう廃棄物を処理したい」としている。

記事にもあるとおり、昭和51年より以前は、感染性廃棄物という概念がなく、また自社敷地への埋立処分が簡単に行えた時代です。

その時にやった行為については、当時は合法であった以上、現在の法律の基準で裁かれることは有り得ませんが、
看護大学が埋立場所の跡地を含んだ敷地で開校する以上、安全上の問題から出土した注射器を撤去することにしたのでしょう。

埋蔵文化財の有無を調査するための掘削でしたが、とんだ遺物が出てきてしまいました。

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