可児市とサントリーがPET再利用に関する協定を締結

2022年3月13日付 NHK 「回収ペットボトル半永久的に再利用  可児市が新年度取り組み

回収されたペットボトルすべてを新しいペットボトルとして半永久的に再利用しようという取り組みが、新年度から岐阜県可児市で始まることになりました。

この取り組みは、可児市と、飲料大手の「サントリーホールディングス」が始めるもので、3月、両者が協定書を交わしました。
サントリーによりますと、国内で使用済みのペットボトルを新しいものにリサイクルする割合は15%あまりで、残りは食品トレーなどに姿を変え最終的には焼却されているということです。
新年度からは、まずは可児市と市内のスーパー3店舗に限りますが、回収されたペットボトルすべてを新しいものにリサイクルしてサントリーが再利用する計画で、ペットボトルを半永久的に再利用できるほか、新しく作るのに比べて二酸化炭素を60%以上削減できるとしています。

最近、飲料メーカーを中心とした、PETボトルのリサイクル施設設置の動きが盛んです。

ほんの10年ほど前に、「プラスチックの専門家」を自称する方が、有料の講演で「PETボトルの食品容器への再利用は臭気の関係で困難」と断言していた記憶が鮮烈に残っています(笑)ので、世のリサイクル技術の進展や社会状況の変化の早さに感嘆しております。

原油価格の高騰が収まる気配がありませんので、メーカーによる原材料の独自調達でもあるPETボトルのリサイクル熱は、今後も続きそうですね。

さて、報道では、ペットボトルを「半永久的に再利用できる」とありますが、
「半永久的」とは「永久」なのか、それとも「非永久」のどちらなのでしょうか?

永遠に使えるのであれば、それこそ「永久」と表現するはずですので、「半永久」とは「非永久」に違いありません。

しかし、「半」を付けることで、「永久ではないが、かなりの回数で再利用可能」というニュアンスを漂わせる表現となっていますが、実際のところはどうなのでしょうか?

「鉄」ならば、本当に「半永久」に近い回数で再利用可能だと思いますが、PETボトルは、鉄と同じレベルで再利用可能なのでしょうか?

このあたりの知見を全く有しておりませんので、本物の専門家の方に教えを請いたいところです。

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