2016年改正テーマについて教えてください

最近よくいただく質問や講演テーマの内容として、
「2016年の廃棄物処理法改正(予定)項目について教えてください」というものがあります。

中には、2014年末の段階から、「次の廃棄物処理法改正テーマについて講演してください」という勉強熱心な廃棄物処理企業もいらっしゃいました。

結論を先に書くと、「現時点でお話しできるテーマは何もない」となります(苦笑)。

当ブログでは、2015年4月から5月にかけて、「2015年改正(予想)」で、「改正が行われるならこんなテーマがあるかも?」という視点で論点を2つ挙げましたが、いずれのテーマも公的な場でその後検討された形跡はありません。

また、同じく当ブログ 2015年5月18日付記事 「ペットボトル運搬の特例化に関する続報」で、
日本経済新聞が、「店頭回収されたペットボトルの再生利用指定基準を中央環境審議会(の部会)で審議する」と書いた記事を紹介しました。

しかし、2015年10月1日に開催された「中央環境審議会循環型社会部会」において、そういった前向きなテーマの審議は行われていませんでした。

このような事実を前提に考えると、
環境省内においても、まだ次の廃棄物処理法改正テーマの議論は終わっていない(あるいは、始まってもいない?)のではないかと思われます。

しかしながら、前回の大改正は2010年であり、改正法施行後5年目となる来年2016年は、「現状の問題点の洗い出し」と「改正すべき項目の抽出」が不可避となります。

そのため、遅くとも、2016年1月から3月にかけて、事務方としての環境省素案程度はまとめておく必要があります。

ただし、スケジュールが決まっているからと言って、今までの法律運用と齟齬をきたす拙速な“大”改正は止めていただくよう切に希望します。(*_*;

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