廃棄物処理制度専門委員会報告書へのパブリックコメントの結果

正式に記者発表されてはいませんが、「廃棄物処理制度専門委員会報告書(案)」に対するパブリックコメントの結果と、それに対する環境省の見解が、第12回廃棄物処理制度専門委員会において審議されました。

http://www.env.go.jp/council/03haiki/y0320-12b.html

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廃棄物処理制度専門委員会報告書へのパブリックコメント募集中

環境省によると、83者から、合計457件のパブリックコメントが寄せられたそうです。

パブリックコメントの詳細が公表されていますので、その詳細を読んでみましたが、概ね「意見」と言うよりは、「主張」に近いものばかりでした。

中には、報告書の表現を若干変えさせるのに成功した論理的な指摘もあったのですが、大部分のコメントは、報告書の内容を読み込まずに勢いで提出されたものが多いように感じました。

パブリックコメントを受けて、報告書の内容がどうなるのかを現時点で断定することはできませんが、少なくとも、パブリックコメントを見る限りでは、報告書(案)の方向性が大きく変わることはなさそうです。

今後は、報告書の内容を踏まえて廃棄物処理法の改正作業に入ることになりますが、報告書では抽象的にしか触れられていない分野が多く、具体的にどのような改正がなされていくのかを、今後も注視する必要がありそうです。

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