無許可事業者包囲網
読売ONLINE 無許可で一般廃棄物回収 処理法違反容疑 県警、松山の業者捜索
asahi.com 無許可で一般廃棄物収集の疑い 松山の会社支店を捜索
読売ONLINEは、倉庫の写真付き、asahi.comは被害者のコメント付きですので、両方を読むと、より立体的に事件を理解できます。
asahi.comから記事を一部抜粋、転載
同署によると、同社は4月下旬、松山市内の女性(22)方からパイプベッドと電子レンジなどを回収し、松山市の許可を受けずに一般廃棄物収集の営業をした疑いがある。女性は「最初は4万円と言っていたのに8万円も請求された」として松山東署に同月30日、被害届を出していた。
典型的な詐欺的商法ですね!
インターネットで「不要品回収」などと検索すると、SEOのお陰か、いまだに検索1ページ目に当該企業がピックアップされています。
当ブログでは、モグリ業者とは取引をしないよう、1年以上前から警鐘を鳴らし続けています。
※関連記事
廃品回収にはご注意を
荒稼ぎするモグリ業者
社会的弱者を狙うモグリ廃品回収業者
各地の警察や自治体が、このようなモグリ業者に対する取締りを強化し始めたことは、大変望ましい傾向です。
モグリ業者は、社会的弱者の弱みに付け込み、なけなしの現金をむしり取る傾向にありますので、まずはそのような業者に近づかないことが大切です。
パイプベットや電子レンジなどは、最寄りの市町村の不燃ゴミ回収サービスを利用すれば、無料とはならないかもしれませんが、「4万円」という高額の処分費が徴収されることはあり得ません。
生活系一般廃棄物は、市町村に処理責任があるものですから、国民の権利として、安価で安心な公共サービスを利用する方が合理的です。
全国に、無許可事業者包囲網が広がり、誰も騙されない状況に一日も早くなってほしいものです。
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2010年7月16日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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